「高時給で稼げるけど、マジで地獄」なんて噂が絶えない引越しのバイト。これから始めようか迷っている人も、今まさに現場で「もう限界、辞めたい」って悩んでいる人も多いんじゃないでしょうか。
冷蔵庫やドラム式洗濯機を抱えて階段を往復したり、トラックの中で先輩に怒鳴られたり…。引越しの現場は確かに体力勝負で厳しい世界です。でも、短期間でガッツリ稼げる魅力も捨てがたいですよね。
この記事では、実際に引越しのバイトで汗を流した人たちのリアルな本音や口コミを包み隠さず紹介します。どんな時にきついと感じるのか、なぜ辞めているのか、そしてトラブルなく退職する方法まで詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
※本記事はSNSや掲示板でよく見られる口コミをもとに構成・編集したものです。感じ方や状況に個人差があり、店舗や時期によっても異なります。
引越しのバイトを経験した人のリアルな口コミ

まずは、実際に引越しの現場で働いていた人たちの生の声を聞いてみましょう。体力的なきつさはもちろん、人間関係ややりがいまで、色々な意見がありました。
大学生/20歳/男性(経験3ヶ月)

正直、初日は死ぬかと思った。エレベーターなしの団地で4階まで冷蔵庫運んだ時は、足が震えて止まらなかったよ。
でも、時給はめちゃくちゃいいし、体を鍛えたい自分には合ってたかな。終わった後の達成感と、給料日の振込額を見た時はやってよかったって思う。
先輩も体育会系で厳しいけど、仕事が終わればジュース奢ってくれたりして、悪い人たちじゃなかったな。
フリーター/24歳/男性(経験1年)

引越しはチームワークが全てだから、連携がうまくいった時は気持ちいいよ。
ただ、夏場の繁忙期は地獄だね。汗が滝のように出るし、水分補給しないと倒れる。
きついことの方が多いけど、お客様からありがとう、助かりましたって冷たいお茶をもらった時は、この仕事やっててよかったなって心から思う。
大学生/19歳/女性(経験1ヶ月・梱包スタッフ)

私は荷運びじゃなくて、小物の梱包や掃除がメインのアシスタントでした。重いものは持たなくていいって聞いてたけど、それでもダンボールの移動とかで結構体力使うし、何よりスピード勝負だからプレッシャーがすごい。社員さんの指示が早口で聞き取れなくて怒られた時は、本気で辞めたいって泣きそうになった。
会社員(副業)/28歳/男性(経験半年)

土日だけ入ってるけど、いい運動不足解消になってる。最初は筋肉痛で動けなかったけど、コツを掴めば力任せじゃなくて体の使い方がわかってくる。
ただ、移動中のトラックが気まずい時があるかな。無口なドライバーさんと二人きりの時は、どこ見ていいかわかんなくて精神的に疲れることもある。
専門学生/20歳/男性(経験2週間)

短期でガッツリ稼ぎたくて入ったけど、想像以上にきつかった。特に雨の日の作業は最悪。荷物が濡れないように気を使うし、足元は滑るしで神経すり減らしたよ。腰をやっちゃってからは、重いもの持つのが怖くなって辞めちゃった。体大事にしたいなら、無理は禁物だと思う。
フリーター/22歳/女性(経験2ヶ月)

男性スタッフばかりの中で働くのは少し不安だったけど、意外とみんな優しくしてくれた。重い家具は男性が持ってくれるし、私は軽い箱や養生を担当してたからそこまで負担じゃなかったかも。
ただ、朝が早いのが辛い。集合時間が6時とかザラだし、遠い現場だと始発で行かなきゃいけないのが一番の悩みだった。
高校生/17歳/男性(経験春休みのみ)

春休みの短期バイトでやったけど、同年代も多くて楽しかったよ。もちろん仕事はきついし、社員さんに怒鳴られることもあるけど、部活の延長みたいなノリで頑張れた。
ただ、家具を壁にぶつけそうになった時はヒヤッとしたな。弁償とかになったらどうしようって、責任の重さを感じた瞬間だった。
引越しのバイトが「きつい」「もう辞めたい」と口コミされる理由

みんなの口コミを見ていると、「辞めたい」と感じる瞬間には共通点があるようです。なぜ引越しのバイトはここまで「きつい」と言われるのでしょうか。
想像を絶する肉体的負担
冷蔵庫、タンス、ドラム式洗濯機などの重量物を、狭い階段や廊下で運ぶ作業は、腰や膝への負担が半端じゃありません。特にエレベーターがない建物での作業は、体力的な限界を試されます。
体育会系の厳しい上下関係とプレッシャー
現場は時間との勝負なので、社員やリーダーの指示がきつくなりがちです。「怒鳴られた」「罵声を浴びせられた」という声も少なくありません。チームワークが重要である反面、人間関係の厳しさがストレスになることがあります。
弁償や事故への精神的重圧
お客様の大切な家財道具を預かるため、破損や紛失は許されません。万が一壁や床を傷つけた時の責任感が、精神的な重圧になります。物を壊さないよう常に細心の注意が必要です。
拘束時間の長さと不規則さ
現場が遠ければ移動時間が長くなりますし、前の現場が押せば終了時間も遅くなります。残業が当たり前で、後の予定が立てにくいという不満も多いです。
実際に辞めた人の体験談

それでもやっぱりもう無理!となって辞めてしまった人たち。彼らが退職を決意した決定的な理由は何だったのでしょうか。
「腰痛が悪化してドクターストップ」(20代男性)

3ヶ月くらい頑張ったけど、ある日突然腰に激痛が走って動けなくなった。病院に行ったらヘルニアの一歩手前だって言われて、医者に止められました。体壊してまでやる仕事じゃないなって思って、そのままフェードアウトしました。
「社員のパワハラに耐えられなかった」(10代男性)

チームリーダーの社員がとにかく怖かった。作業が遅れるたびに使えねぇな帰れよって暴言吐かれて、精神的に追い詰められた。仕事自体のきつさは我慢できたけど、人格否定されるような扱いには耐えられなくて辞めました。
「弁償させられそうになって怖くなった」(20代女性)

ちょっとした不注意でお皿を一枚割っちゃったんです。そしたらこれ高かったらどうすんだってすごく詰められて…。実際には保険でなんとかなるみたいだけど、その時の空気が怖すぎて、これ以上責任負えないと思って辞めることにしました。
「学業との両立が無理だった」(20代男性)

テスト期間中だからシフト減らしてって言ってたのに、全然考慮してもらえなかった。人手不足だからって無理やり入れられて、結局単位落としそうになったから辞めました。学生の事情をわかってくれない所は無理ですね。
「休憩がなくて倒れそうになった」(30代男性)

繁忙期で件数が詰まってて、昼休憩も移動中のコンビニおにぎりだけ。水分補給もままならなくて、後半はめまいがしてた。労働環境としてブラックすぎると思って、その日のうちに電話して辞めました。
「求人内容と話が違った」(20代男性)

軽作業メインって求人には書いてあったのに、実際行ったらガッツリ重い家具運ばされた。話が違うって社員に言ったら現場によるからって流されて。嘘ついて募集してるような会社は信用できないと思って即辞めです。
「もっと楽に稼げるバイトが見つかった」(20代女性)

時給は良かったけど、割に合わないなってずっと思ってた。友達に紹介されたイベントスタッフのバイトが、もっと楽で同じくらいの時給だったから乗り換えました。わざわざきつい思いする必要ないなって気づいちゃったんです。
【引越しのバイト】辞めたい時にトラブルなく退職する方法

もう辞めたいと思っても、怖い先輩や店長に言い出すのは勇気がいりますよね。でも、正しい手順を踏めばトラブルなく辞めることは可能です。
退職の伝え方と退職理由
基本的には、希望退職日の2週間前までに責任者(店長や支店長)に伝えましょう。退職する理由は正直に「きついから」と言うよりも、「学業に専念したい」「腰の調子が悪い」「家庭の事情」など、相手が引き止めにくい理由を選ぶのが無難です。
「体力的に限界を感じており、これ以上ご迷惑をおかけするわけにはいかないので」と、謙虚かつきっぱりとした姿勢で伝えるのがポイントです。
バックレは絶対にNG!無断欠勤の危険性
どんなに行きたくなくても、バックレ(無断欠勤してそのまま辞めること)は絶対にやめましょう。
- 制服や貸与品の返却トラブル: 返却のために結局連絡を取ったり、郵送したりする手間が発生します。
- 緊急連絡先への連絡: 事故や事件に巻き込まれたのではないかと心配され、親や学校に連絡が行く可能性があります。
- 給料の未払いトラブル: 働いた分の給料はもらう権利がありますが、バックレると受け取りに行きづらくなり、結果的に損をします。
「すぐにでも辞めたい」「店長と話したくない」なら退職代行サービスがおすすめ
「明日のシフトも入ってるけど、もう絶対に行きたくない」「あの怖い店長と話すなんて無理」という場合は、退職代行サービスを利用するのも一つの手です。
退職代行を使えば、あなたの代わりに業者が「辞めます」と伝えてくれます。即日対応してくれるところも多く、店長と直接話すことなく、スムーズに退職手続きを進められます。「もう二度と顔も見たくない」という精神状態なら、自分を守るために頼ってみてもいいでしょう。
まとめ

引越しのバイトは、確かに肉体的にハードな仕事です。「きつい」「辞めたい」という口コミが多いのも事実ですが、その分短期間で高収入が得られるという大きなメリットもあります。
しかし、「きつい」のは事実であり、働く際は会社選びやシフト調整といった対策が非常に重要です。特に体調不良や腰痛の原因となりかねない無理なシフトや重労働の連続は避けるべきでしょう。高時給で効率よく稼げるという魅力と、身体的なリスクを天秤にかけ、自分に合った働き方をすることが大切です。
もし今あなたが「辞めたい」と悩んでいるなら、無理をして体を壊す前に、自分に合った働き方を考え直してみてください。自分の身を守れるのは自分だけです。この記事が、あなたの次の一歩の参考になれば嬉しいです。



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