バイトの面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが「志望動機」で、履歴書にも記入欄がありますよね。採用されるためには何かしら考えておかなければなりません。

あ~マジめんどくさい…
ぶっちゃけ「お金のため」でしかないんだよな…
面接官が知りたいのは、同じお金を稼ぐにしても「色んな業種や職種がある中で、なんでこの仕事を選んだのか?」ってことですよね。
でも特にバイトなんてって言ったらあれですけど(言い方)、「時給が高いから」とか「シフトが自由だから」とか、「家が近いから」っていうのが本音だったりしますよね。

「でもそのまま言うのはちょっと…」

そう思える人はまともな人です。おめでとうございます。
本記事では、バイトの履歴書や面接で望動機を聞かれたときに「なんて答えたらいいか全然思いつかない…」そんな方に役立つように、“カンペのように使える志望動機の例文”をご紹介したいと思います。
どんな業種や職種のバイトにも使いやすく、面接でそのまま口にしても自然に聞こえる内容にまとめてみましたので、ぜひご活用下さい。
まずはカンペ例文を見る前に、志望動機の答え方について以下を確認しておきましょう。
志望動機の答え方
会社が人材を採用する際に志望動機を聞く理由は、「応募した理由、どんな気持ちで応募したのか」「どんな人か」「仕事への適性」を知るため。
アルバイトなので特別な理由などなくても問題ありませんが、やる気や誠実さが伝わるように話すことが大切です。
面接官は「仕事ができそうか」「職場に合いそうか」をチェックしているのは当然のことですが、その前に面接官も人、大層な志望動機があろうがなかろうが、「感じの良い人」を採用したいのが本音です。
それなので、無理して考えたような志望動機や、あまりに正直すぎる感じ悪い答えよりも“感じの良さ”が伝わる言い方に変えるのがコツです。
NG例とOK例の違い
- NG:「家が近いから」だけで終わる
- OK:「家から近く通いやすいので、長く働けると思いました」「家が近いので、シフトに多く入りやすいと思いました」
このように、同じ理由でも、少し言い方を変えるだけで印象がかなり良くなります。

応募した理由はなんですか?

家が近くて時給が高いからです

・・・
これはこれである意味正直でいいのですが、人によってはちょっと感じ悪く聞こえてしまいますよね。そのようなお店は他にもあるし、どこでもよかったのかなという印象を与えてしまいます。
何より、「常識や気遣いのない人なんだな」って思われてしまい、採用されません。
これから紹介するカンペ例文は、「前向きな言い換え」を意識して作成しました。
そのまま使えるバイトの志望動機カンペ例文
あくまで例文なので、自身の状況に合わせてアレンジして下さい。
① 接客・販売
以前からこちらのお店の雰囲気が良いと感じており、私もその一員としてお客様に気持ちよく利用してもらえるように頑張りたいです。」
② 飲食店(居酒屋・ファミレス・焼き肉店・ラーメン店など)
飲食店の仕事ではホール・キッチンかかわらず「好き」のキーワードが万能です。
③ コンビニ・スーパー系
④ カフェ・ベーカリー系
「カフェの雰囲気が好きで、接客やドリンクづくりを経験してみたいと思いました。」
「コーヒーがすごく好きなので、カフェのお仕事をしてみようと思いました。」
「とにかくパンが好きなので、パンの製造をしてみたいと思いました」
「お店の雰囲気が好き」や「落ち着いた雰囲気で働きたい」という気持ちはそのまま素直に伝えてOKです。
⑤ 事務・オフィスワーク系
事務系は“正確さ・丁寧さ”を強調すると信頼感が出ます。
⑥ 工場・軽作業バイト向け
淡々とした仕事ほど“集中力”や“責任感”を前面に出すのが効果的。また、肉体労働なら運動や体力的なことをアピールすると効果絶大です。
⑦ アパレル・雑貨店バイト向け
ファッションへの興味を具体的に言えると説得力が出ます。
⑧ 塾講師・家庭教師バイト向け
教育系では「責任感」「サポート」「成長」の3ワードが王道です。
志望動機を作るときの3つのポイント
1. 働きたい理由+職場に合う要素 をセットで話す
たとえば「家が近い」「シフトが合う」だけでも悪くないですが、「だから長く働けそう」「多くバイトに入れる」という一言を加えるだけで印象が大きく変わります。
2. 「経験」「性格」「好き」を入れる
面接官は“この人はどんな人か”を知りたいので、「以前のアルバイトでは…」「人と話すのが好きで」「パンが好きで」「黙々と作業するのが得意です」など、自分の経験と性格(趣味嗜好)を合わせて添えると自然です。
3. 無理に立派な理由を作らない
面接では、完璧な言葉より「この人は誠実そうだな」「感じのいい人だな」と思われる方が大事です。背伸びして大きく伝えたりすると逆効果になる恐れもあるため、ありのままの自分で話すことが好印象につながります。
まとめ
バイトの志望動機は、難しく考える必要はありません。
「きっかけはシンプルに」「働く姿勢は前向きに」——この2点を押さえれば十分です。すごく簡単に言えば、
これだけでもいいぐらいです。そして追加で質問が来たらそれに答える。一方的に志望理由を淡々と話すより、キャッチボール形式で会話が進めば理想的です。
今回紹介したカンペ例文を参考に、応募先の業種・職種に合わせて自分の言葉でアレンジしてみてくださいね。
面接は緊張するものですが、アドリブで乗り越えようとするよりも、事前に志望動機だけでも準備しておけば心に余裕ができますよ。

ちなみにですが、アルバイトやパートだと志望動機や応募理由を聞かれないこともあります。自分の経験では半分ぐらいのバイト先で聞かれなかったですね。真面目に働いてくれさえすれば理由なんて必要ないという判断なのかもしれません。
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