清掃の仕事は「黙々と働ける」「人間関係がラク」と好評な一方で、「体力的にきつい」「慣れるまではつらい」といった声も多く見られます。特に最初のうちは、想像以上のスピードや体力が求められて驚く人も。
とはいえ、清掃の仕事といっても種類はさまざま。ビジネスホテル、ラブホテル、オフィス、学校、病院、マンション、駅構内施設、新幹線など、働く場所によって仕事内容も大きく変わります。

自分も清掃のバイトはたくさん経験しました。同じ清掃でも場所や施設によって全然違いました。どれが良いかというよりはどれも一長一短なので、向き不向きは性格によります。
この記事では、清掃のバイト・パートの代表的な種類と、実際に働いた人の体験談や口コミ評判をまとめて紹介します。
清掃のバイトに興味があって求人に応募を考えている、でも自分に合うかどうかが不安…そんな方はぜひ参考にしてみてください。
※本記事は、実際によく見られる口コミをもとに構成・編集したものです。内容や感じ方には個人差がありますので参考程度にご覧下さい。
清掃バイトの種類と口コミ評判
ビジネスホテルの清掃
ホテルの客室清掃は、清掃バイトの中でも人気の高い職種です。チェックアウト後の部屋を短時間で仕上げる必要があるため、スピードと丁寧さの両方が求められます。
部屋によって汚れの度合いや片づけの量が違うため、毎回少しずつ状況が変わります。慣れてくると「この部屋なら何分で終わる」と見通しが立ち、仕事がゲームのように感じる人もいます。チームで連携して進めるので、周りと協力する姿勢も大切です。
ラブホテルの清掃(夜勤)
ラブホテルは365日24時間営業なので日中勤務もありますが、ここでは夜勤についてご紹介します。夜勤で働くラブホテルの客室清掃は、静かな環境で黙々と作業できる点が特徴です。利用後の部屋を短時間で綺麗に整えることが求められます。
夜間は静かで集中しやすい一方、利用者の入れ替わりが多い時間帯はテンポが速く、油断すると次の部屋の清掃が重なります。作業はペアや少人数チームで行われることが多く、仲間との信頼関係ができると働きやすくなります。
オフィスビルの清掃
オフィスビルの清掃は、朝早く出勤して勤務前の時間にオフィスを整える仕事が中心です。床のモップ掛けやトイレ掃除、ゴミの回収などが主な作業です。
決まった時間に決まったフロアを担当するため、規則正しい生活を送りやすい仕事です。出勤前の短時間勤務が多いので、家庭や趣味との両立がしやすいという声もあります。清掃後のピカピカの床を見て満足感を得られるのが魅力です。
駅構内施設の清掃
駅構内やトイレ、エスカレーター周辺などを清掃する仕事です。多くの人が行き交う場所だけに、安全面にも気を使います。
通行人の多さから、仕事中に「ありがとう」と声をかけられることもあり、モチベーションにつながるという人もいます。夏や冬は気温差が激しい場所での作業になるため、体調管理や服装の工夫が欠かせません。
病院の清掃
病院内の廊下やトイレ、病室などを清掃する仕事です。また、求人には手術室の手術後清掃なども見かけます。清潔さだけでなく衛生管理の意識も求められます。
医療器具やベッド周辺の扱いに注意が必要で、病棟ごとにルールが細かく決まっています。慣れるまでは緊張しますが、「人の役に立っている」と実感できる仕事として長く続ける人が多い分野です。
パチンコ店の清掃
パチンコ店では、閉店後や早朝の時間にホール内を清掃します。灰皿や床、トイレの掃除などが中心です。ホール内にはロボット清掃機を使うこともあり、機械の操作を覚えると効率がぐっと上がります。短時間で集中して終わるため、体力よりもリズムよく動くスピード感が大事です。
アパート・マンションの定期清掃
共用部の掃除やゴミ置き場の整理、簡単な草取りなどを定期的に行う仕事です。住人と顔を合わせることもあります。同じ現場に定期的に入ることが多く、住人とのちょっとした挨拶や交流が生まれやすい仕事です。
「ご苦労さま」と声をかけてもらうだけで励みになるという声も。天気によって作業内容が変わるため、柔軟さが求められます。
学校の清掃
学校と行っても様々で、小学校・中学校・高校と大学・専門学校などでは大きく異なります。
教室や廊下、トイレなどの清掃を担当します。学生がいない時間に作業することが多いです。行事や季節によって汚れ方が違うため、常に同じではありません。
卒業式前や新学期の準備など、特別清掃の日は達成感が大きいという声もあります。教員と軽く話したりと温かい雰囲気があります。
新幹線の車内清掃
新幹線の車内清掃は、短い停車時間で車両を一気に片づける“スピード勝負”の仕事です。チームでの連携プレーが基本で、数分で一両を片づける“時間との戦い”が続きます。
体力は使いますが、終わった瞬間の爽快感と達成感が大きい仕事です。旅行気分で働けるのが楽しいという声もあります。
特殊清掃
事故現場や孤独死後の部屋など、一般の清掃では対応できない現場を担当する仕事です。専門知識と精神的な強さが必要です。
一般的な清掃とは大きく異なり、専門の薬剤や防護服を使って作業します。精神的な負担はありますが、故人の部屋をきれいにすることで遺族から深く感謝されることも多く、「使命感を持てる仕事」と語る人が多いのが特徴です。
清掃のバイト・パートまとめ
清掃のバイトは「きつい」「大変」「汚い」というイメージもありますが、実際には種類や職場によって大きく異なります。黙々と作業するのが好きな人、体を動かすのが苦にならない人には向いている仕事です。
一方で、清潔感・スピード・丁寧さ・チームワークが求められるため、慣れるまでは体力的にも精神的にもハードに感じることもあります。しかし、慣れてしまえばルーティン化しやすく、働きやすい環境が多いのも特徴です。
自分の生活リズムや性格に合った職場を選べば、長く続けられる仕事にもなります。清掃のバイトは「裏方のプロ」として社会を支える重要な存在。みんながやりたがらないことをやることに仕事の価値があります。働くうちに、目に見えないところを支える喜びを感じられるはずです。
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