「もう限界かも…」そう感じながらも、コンビニのバイトを続けている人は少なくありません。

一度辞めたいって思うとどんどん気持ちが持っていかれちゃいますよね。自分もそれを何度も経験しました。
忙しいピークタイム、理不尽なクレーム対応、毎日同じことの繰り返し、万年人材不足、深夜のシフト…。辞めたい気持ちはあるけど、「人手が足りないから言い出しにくい」「辞めたら迷惑をかけるかも」と人知れず悩んでいる真面目で優しい人、たくさんいます。
この記事では、「もうコンビニのバイト辞めたい…」と思ったときにどう行動すればよいかを整理してまとめました。無理をしすぎず、自分の気持ちを大切にするためのヒントにして下さい。
※本記事は、実際によく見られる口コミや一般的な退職事例をもとに構成・編集したものです。感じ方や状況には個人差があるので参考程度にご覧ください。
なぜ「もう辞めたい」と感じるのかを整理しよう

仕事内容がきつい・合わなかった
コンビニのバイトは一見シンプルに見えますが、実際は想像以上に仕事量が多いです。レジ・品出し・清掃・宅配受付・公共料金支払い・ホットスナックの調理、コーヒーの補充、検品など、業務が多岐にわたります。
「覚えることが多すぎてついていけない」「レジでミスをして怒られた」といった声も多く、慣れるまでに心が折れて辞めてしまう人もいます。
人間関係がつらい
バイトを辞める理由の上位に必ず入るのが「人間関係」です。仕事自体はさほど大変じゃなくても、特に店長や先輩との相性が悪いと、一気に職場がつらい場所(地獄)になってしまいます。
「理不尽に怒られる」「仕事を押し付けられる」「店長が威圧的」と感じる環境では、頑張る気力も削がれてしまうでしょう。

自分はスーパーのバイトでめちゃくちゃ嫌いなパートのおばさんがいました。嫌味ばかり言う人で、今も忘れません。
シフトや店長の対応がストレスになる
「テスト期間中も休ませてもらえない」「急なシフト変更が多い」「希望が通らない」など、シフトに関するトラブルもよくあります。
特に学生バイトやWワークの人にとって、生活リズムが崩れると体調にも影響します。こうした積み重ねが「辞めたい」につながります。
他のバイトに興味が出た・環境を変えたい
辞める理由が「前向き」なケースもあります。「もっと時給が高いところで働きたい」「カフェで接客をしてみたい」といった気持ちは自然なことです。
自分の成長や新しい経験を求めて環境を変えるのは、決して悪い選択ではありません。

もうどんどん変えていいと思います。所詮バイトですから。店にとっての「都合のいい人」になる必要はありません。
辞める前に確認しておきたいこと

辞める理由を整理しておく
まず、自分が辞めたい理由を整理してみましょう。疲れや一時的な不満だけで決めてしまうと、「辞めなきゃよかった…」と、あとで後悔することもあります。面倒でも紙に書き出してみると、頭の中が整理されて冷静に判断しやすくなります。
本当に辞めるべきタイミングか見極める
「もう少しで繁忙期が終わる」「店長が変わる」など、環境が変わるタイミングを見計らうのも一つの手です。辞めたい原因さえ取り除かれれば何なりと続けられますよね。
ただし、精神的・肉体的に限界を感じているなら、無理に続ける必要はありません。自分の健康を最優先にして下さい。
休む・相談するという選択肢もある
「辞めたいけど決心がつかない」場合は、一度休んでみるのも良い方法です。数日離れるだけでも冷静に考えられることがあります。また、信頼できる同僚や友達、家族に相談することで、思い込みや不安を整理できる場合もあります。
辞めると決めた時の流れと伝え方

退職のタイミング(いつ言えばいい?)
労働基準法や一般的には、辞めたい日の「2週間前」には伝えるのがマナー。ただし特別な事情がある場合はこの限りではありません。また、就業規則で「1か月前」とされている場合もあります。

以前までは「1か月前」が常識でしたが、最近では2週間前が一般的になりつつあるようです。できるだけトラブルを避けたいのであれば、1か月前までに伝えておくのが無難かもですね。
もし急な退職が必要な場合でも、できるだけ誠実に伝えることが大切です。
伝え方(口頭・電話・LINE)
一番は、直接会って口頭で伝えることです。「お忙しいところすみません、少しお時間をいただけますか?」と切り出すとスムーズです。
やむを得ない場合は電話やLINEでも構いませんが、トラブル防止のためにメッセージは丁寧な文面を心がけましょう。
「退職代行」を使うのもアリ
「自分で伝えるのが無理」「店長が怖くて言えない」「何度も引き止められて辞められない」といった場合、退職代行を利用する選択肢もあります。最近ではアルバイトにも対応しており、費用はおおむね1〜3万円程度。LINEで申し込み・相談できるサービスも多く、翌日には退職できるケースもあります。

自分で伝える努力をすることも大切ですが、精神的に追い詰められているなら絶対に無理をしないで下さい。
トラブルを避けるために
制服や名札、マニュアルなどはきちんと返却し、引き継ぎも最低限は行いましょう。バックレ(無断退職)は後々トラブルになる可能性があるので絶対に避けましょう。

自分はいくつものバイトを辞めましたが、バックレだけはまだありません。バイト先が限界値を超えてきたらあるかもですが…。
辞める日までにやっておきたいこと
最後の日は、感謝の気持ちを伝えることを忘れずに。でも長々と過剰にする必要はありません。「短い間でしたがありがとうございました」と一言伝えるだけでOK。辞めた後も気まずくならず、次のステップに気持ちよく進めます。
コンビニのバイトを実際に辞めた人の体験談

人間関係がつらくて辞めた(女性/20代/大学生)

店長が気分屋で、何をしても注意されるのがストレスで辞めました。辞めた後は肩の荷が下りてスッキリしました。今思えば悩んでいたのが馬鹿らしいです。
学校との両立ができず辞めた(男性/高校生)

テスト期間に休みが取りにくくて、成績が下がったので辞めました。次はシフトの融通がきくカフェに変えました。
店長に引き止められたけど辞めた(女性/30代/主婦)

辞めたいと伝えたら“代わりがいない”と言われて困りましたが、勇気を出して意思を通しました。今は他のバイトで楽しく働けています。
辞めてスッキリした(男性/20代/専門学校生)

最初は申し訳なさがありましたが、今ではあのとき辞めて正解だったと思います。自分を追い詰めるより、環境を変えたほうが前向きに生きられます。
辞めて後悔した(女性/高校生)

もっとお洒落なカフェで働きたいと思い、辞めました。カフェに移ってみたら仕事がコンビニよりハードで、正直辞めなければ良かったです。
辞めた後に後悔しないために

次に選ぶバイトは慎重に
辞める理由にもよりますが、次は「自分に合う環境」を選ぶことが大切です。もちろん店の雰囲気や人間関係の良し悪しはガチャなのでどうしようもありませんが…。
適性として人と話すのが好きならカフェ、黙々と作業したいならスーパーの品出しや清掃など、自分の性格や生活リズムに合う職場を探しましょう。
今後に活かせる経験ができたと理解する
たとえつらい経験だったとしても、コンビニバイトで得たスキルや忍耐力は必ず役立ちます。「忙しい中での段取り力」「接客マナー」「トラブル対応力」などは、次の仕事でも必ず役に立ちます。
新しい一歩を気持ちよく踏み出すためにも、決して無駄な時間ではなかったと思うことが大切です。
まとめ

コンビニのバイトは想像以上に大変で、責任やプレッシャーも多い仕事です。辞めたいと思うのは、あなただけではありません。大切なのは、無理せず、自分の心と体を守ること。働くことは大事ですが、あなた自身の人生のほうがもっと大切です。

何度も言いますが、所詮はバイト。あなたの人生と天秤にかけるまでもありません。たまたまガチャがハズレただけですから。バイトを辞めることに罪悪感を感じる必要は全くありません。
疲弊し切ってしまった心と体を一旦休め、環境を変えればまた新しい出会いやチャンスが必ずあります。焦らず、自分のペースで前に進みましょう。
ぜひこちらの記事も参考にしてみて下さい。




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