コールセンターのバイト「きつい」「もう辞めたい」って口コミ、実際どうなの?

コールセンターのバイト「きつい」「もう辞めたい」って口コミ、実際どうなの? バイト体験談口コミ
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コールセンターのバイトって、座ってできるし高時給なイメージがあるけど、「クレーム対応が怖い」「ノルマが厳しそう」「精神的にきつい」んじゃないかって不安に感じていませんか?ネットでネガティブな口コミを見ると、本当に自分がやっていけるのか、応募をためらってしまいますよね。

この記事は、元コールセンター経験者だからこそ知っている知識や視点から、SNSや掲示板にあるリアルな口コミを検証します。単なる仕事内容の説明じゃなくて、現場でしかわからない具体的な辛さ(理不尽なクレームの裏側や、厳しい成績管理)、そして「きつい」と感じて辞めた人たちの本音を包み隠さず紹介していきます。

中の人
中の人

この記事を最後まで読めば、コールセンターのバイトが自分に向いているかどうか、ある程度は想像つくんじゃないかなと思います。

本記事はSNSや掲示板でよく見られる口コミをもとに構成・編集したものです。感じ方や状況に個人差があり、店舗や時期によっても異なります。

コールセンターのバイトを経験した人のリアルな口コミ

コールセンターで働く女性スタッフのリアルな様子。きつい仕事内容や口コミを紹介。

コールセンターのバイトにも、受信(インバウンド)発信(アウトバウンド)があり、それぞれで感じるきつさややりがいは違います。実際に働いた人たちの生の声を紹介します。

大学生/20歳/女性(インバウンド・テクニカルサポート)

テクニカルサポートは、お客様のパソコンの知識レベルに差があるから大変。専門用語をわかりやすく説明するのに、いつも頭を使っているよ。
でも、無事に問題が解決して「ありがとう、助かったよ」って言われた時は、すごく達成感があるし、やりがいを感じるね。座り仕事だから、天候に左右されないのが気に入っているところだよ。

フリーター/24歳/男性(アウトバウンド・テレアポ)

アウトバウンドは、正直きつい仕事かも。電話をかけると、ほとんどの人が迷惑そうな態度を取ったり、すぐにガチャ切りされたりする。この冷たい対応に慣れるのが大変。

 

特に成績が悪い日が続くと、精神的に追い詰められる感じがするね。ただ、時給は高めに設定されているし、契約が取れた時のインセンティブ(報酬)は、やっぱりモチベーションになると思う。

主婦/45歳/女性(インバウンド・通販受付)

通販の受付は、クレーム対応よりも注文や問い合わせが多いから、比較的落ち着いて仕事ができるの。

 

でも、お中元やお歳暮の繁忙期になると、電話がつながるまで待たせてしまったお客様からのイライラした声を受けることもあって、ちょっと気が重くなることがある。

 

シフトに融通が利くセンターが多いから、子育てや家事と両立しやすいのは本当に助かっている。

Wワーカー/32歳/男性(インバウンド・公共サービス問合せ)

公共サービスの窓口だと、お客様は切羽詰まった状況で電話をかけてくることが多い。感情的になってる人に対して、マニュアル通りにしか対応できない時は、心苦しくなることがあるよ。

 

でも、複雑な制度について詳しくなれるし、社会の仕組みを裏側から見られるのは勉強になると思う。常に知識をアップデートしていくのが大変だけどね。

大学生/19歳/女性(アウトバウンド・アンケート調査)

テレアポみたいに商品を売るわけじゃないから、アンケート調査はそこまでプレッシャーは感じないかも。

 

ただ、決まった時間内に何件完了させるっていうノルマはあって、達成できないとSV(スーパーバイザー)から指導が入ったりする。それがちょっときついかな。

 

シフトが柔軟だから、授業がない日やテスト期間中でも調整しやすいのは助かっているよ。

フリーター/26歳/女性(インバウンド・金融関連)

金融系のコールセンターは時給がすごく高いの。その分、セキュリティとか個人情報に関する規定がすごく厳しくて、少しでもミスをすると大問題になるから、毎日すごく緊張しているよ。

 

入社前の研修はめちゃくちゃ長いんだけど、専門的な知識が身について、将来的なキャリアアップにつながると思う。座りっぱなしで体が凝るのが唯一の悩み。

フリーター/42歳/男性(インバウンド・大手企業の総合窓口)

総合窓口は、何を質問されるかわからないから大変。商品からサービス、支払いまで、膨大なマニュアルを常にチェックしなきゃいけない。覚えることが多すぎる。

 

だけど、職場の環境はすごくきれいで、社員食堂や休憩スペースが充実しているところが多いから、働きやすい環境だと思うよ。

コールセンターのバイトが「きつい」「もう辞めたい」と口コミされる理由

コールセンターのバイトがきついとされる理由を解説。オペレーターが並ぶオフィスの写真

コールセンターは座ってできるため楽に見られがちですが、実際には精神的・肉体的なきつさが存在します。元バイト経験者だからこそ知っている、この仕事が「きつい」と言われる具体的な理由を掘り下げます。

精神的に消耗するクレーム対応

コールセンターの業務で最も精神的にきついのが、クレーム対応です。特にインバウンド(受信)の場合、お客様はすでに問題や不満を抱えている状態です。

理不尽な怒り

オペレーターには解決できない会社全体のシステムに対する怒りを、個人的に浴びせられると感じた声があるなど、理不尽な怒りに対応し続けることで精神的に消耗します。

感情労働

どんなに怒られても、感情を表に出さず、常に丁寧語で冷静に対応することが求められる「感情労働」の負荷が非常に大きいです。

切り替えの難しさ

厳しいクレームの直後に、すぐに笑顔で別のお客様の電話に出なければならない点も、ストレスの原因になります。

厳しすぎる「成績管理」と「ノルマ」

特にアウトバウンド(発信)のテレアポや、インバウンドでも商品販売を伴うセンターでは、厳しい成績管理が行われます。

アウトバウンドのプレッシャー

契約件数やアポイント取得数などのノルマが設定されている場合、達成できないとSVから指導が入るプレッシャーを感じます。

インバウンドの評価基準

受信でも、通話時間(AHT)、後処理時間(ACW)、解決率、保留回数など、細かくKPI(目標指標)で評価されるため、常に時間と質のプレッシャーにさらされます。

モニタリング

常にSVや社員が通話内容をチェック(モニタリング)しているため、ミスが許されない緊張感があると感じる人が多いです。

肉体的・健康的な負担

座り仕事であるにもかかわらず、コールセンターには特有の肉体的負担があります。

体調不良

長時間同じ姿勢で座り続けることで、肩こり、腰痛、眼精疲労、冷え性などの症状が出やすくなります。

声の酷使

一日中、声を出し続けるため、喉を痛めやすいです。

職場の環境

密閉された空間で多数の人が働くため、風邪やインフルエンザなどの感染症が広がりやすいという懸念もあります。

実際に辞めた人の体験談

コールセンターのバイトを実際に辞めた人の体験談。机の上に置かれた退職届のイラスト。

コールセンターのバイトを「もう限界だ」と感じて辞めた人たちは、どのような理由で決断したのか、彼らが退職を決めた決定的な理由を挙げて行きます。

「一日中暴言を吐かれ精神的に疲弊」(20代女性)

カスタマーサポートをやってたんだけど、お客様からの暴言や人格を否定されるような言葉がとにかくきつかった。マニュアル通りに「申し訳ございません」って言い続けても、怒りが収まらない人もいるんだよね。

 

家に帰っても耳鳴りがして、電話の音が怖くなったから、精神科の先生に相談して辞めることにした。あれは本当に限界だった。

 

今は接客のないデータ入力のバイトに切り替えて、穏やかに働けていると思う。

「ノルマ未達で毎日SVに呼び出された」(22歳男性)

アウトバウンドの営業バイトだったんだけど、契約が取れない日が続くと、もう地獄。SVに別室に呼び出されて、どうして契約が取れないのかと詰められる日々が耐えられなかった。

 

プレッシャーで胃が痛くなって、電話をかけるのが怖くて手が震えていたんだよね。
結局、自己都合退職だけど、ストレス源から解放されたかったから、すぐ辞めることを決断。高時給だったけど、精神的に割に合わないってわかった。

 

「腰痛が悪化してドクターストップ」(30代女性)

1日8時間、休憩時間以外はほぼ座りっぱなしだったから、もともと持っていた腰痛がどんどん悪化しちゃって。センター支給の椅子も自分には合わなくて、クッションを敷いてもダメだった。

 

病院の先生に「これ以上無理をすると手術が必要になる」って言われて、ドクターストップがかかったから、それを理由に辞めさせてもらった。体あっての仕事だからね。

 

今は立ったり座ったりできる医療事務のバイトに切り替えて、体の負担が減ったのが一番良かったと思っている。

「トークスクリプトの変更についていけなかった」(30代男性)

自分が担当していたサービスの内容や料金体系が頻繁に変わるから、そのたびにトークスクリプト(台本)が更新されて、覚えるのが大変だったんだ。頭がパンクしそうだったね。

 

新しいスクリプトで対応しきれず、お客様の質問に答えられなかったり、誤った情報を伝えてしまって謝罪することが多くなって、自信をなくしちゃったよ。

 

もうこれ以上新しい情報を頭に入れるのが無理だと感じて、辞めることにしたんだ。今は単純作業の工場バイトで気楽に働けている

「体調不良が理由で休むと嫌味を言われた」(19歳女性)

風邪をひいて休んだり、生理痛で早退したりすると、「また休むの?みんな我慢して出てるんだけど」ってSVに嫌味を言われたことがきつかったんだ。すごくプレッシャーだった。

 

体調が悪いのに無理に出勤して、電話中に咳き込んでしまってお客様を待たせてしまったこともあって、職場の理解のなさに疲れて辞めることにしたの。

 

今はシフトの融通が利く居酒屋で、楽しく働けているよ。

「ヘッドセット越しに怒鳴り声が聞こえて怖かった」(25歳女性)

隣の席の人が激しいクレームを受けていると、ヘッドセット越しにその怒鳴り声が聞こえてくるのが本当に怖かったんだ。次は自分の番かもって、ずっと緊張状態だったの。

 

同僚がクレーム中に泣き出しているのを見て、私も限界だと思って辞めたね。あの環境は異常だったと思う。

 

今は接客のない在宅でのライティングの仕事に切り替えて、自分のペースで働いています。

「オペレーター同士の足の引っ張り合い」(28歳男性)

テレアポの部署は、みんなライバルだから人間関係がギスギスしていた。契約を取ると妬まれたり、情報共有をわざとしなかったり、足の引っ張り合いがあって疲れたんだ。

 

仲良くする雰囲気も全然なくて、休憩時間もみんなイヤホンして黙々とスマホを見てるだけだった。

 

孤独感と競争に耐えられなかったから、人間関係がフラットな他の仕事を探すことにしたんだ。今はチームで働くイベントスタッフで楽しんでる。

辞めたい時にトラブルなく退職する方法

コールセンターのバイトを辞めたい時にトラブルなく退職する方法。退職願いを持つ女性管理職(SV)の写真。

コールセンターは人手不足なことが多く、退職を申し出ると強く引き止められる可能性があります。しかし、法律と就業規則を守り、冷静な手順を踏めば、トラブルなくスムーズに辞めることは可能です。

退職の伝え方と退職理由

希望退職日の2週間前までに、必ず直属のSV(スーパーバイザー)やマネージャーなど、人事権を持つ責任者に口頭で伝えましょう。

他のオペレーターが電話対応中で忙しい時間帯や、休憩時間は避け、事前に「少しお話ししたいことがあります」とアポイントを取るのがマナーです。

退職理由は、「クレームが辛い」など職場の不満を正直に言うと引き止められやすいため、「学業への専念」「体調不良による医師の指導」「家庭の事情」など、会社側が解決できない個人的な理由を選ぶのが無難です。

「このままでは体調を崩してしまうため、これ以上ご迷惑をおかけできません」など、謙虚ながらもきっぱりとした姿勢で伝えるのがポイントです。

バックレは絶対にNG!無断欠勤の危険性

コールセンターは、バックレ(無断欠勤してそのまま辞めること)の危険性が非常に高い職場です。どんなに辛くても、バックレは絶対に避けましょう。

まず、担当するシフトに穴が開くことで、お客様の対応が滞り、会社の信用問題に直結する可能性があります。

そして、連絡が取れない場合、事故や事件に巻き込まれたと判断され、親や学校、緊急連絡先に連絡が行く可能性が高いです。

さらに、会社が被った損害(急遽代わりの人員を手配した費用など)について、理論上、損害賠償請求のリスクがゼロではありません。

体調が悪い場合は、必ず電話やメールで連絡し、正式な手続きを踏んでください。

「すぐにでも辞めたい」「店長と話したくない」なら退職代行サービスがおすすめ

「クレーム対応で精神的に限界が来ている」「SVに直接話すのが怖い」「退職を強く引き止められていて辞められない」

 

という場合は、退職代行を利用するのも一つの手です。

退職代行を使えば、あなたの代わりに業者が会社に「辞めます」と伝えてくれます。特に代行サービスは、あなたの意思を伝えたその日から出勤しなくても済むよう交渉してくれる場合が多く、即日対応で出勤が不要になる可能性が高いです。

費用はかかりますが、迅速かつ確実に退職を完了させるための有効な手段です。すぐに辞められるという精神的な安心感を得るために、利用を検討しても良いでしょう。

まとめ

コールセンターのバイトのきつさや辞めたい理由をまとめた記事。古いレトロな電話機の写真。

コールセンターのバイトは、精神的にきついクレーム対応、厳しい成績管理やノルマ、そして座り仕事による肉体的負担など、特有の辛さがあるのは事実です。

しかし、その反面、高時給で稼げる、高度なコミュニケーション能力が身につく、天候に左右されないなど、大きなメリットがあるのも事実です。

きついか楽かは、担当するサービスや商材、職場のSV、そしてクレーム対応の割合によって大きく左右されます。

また、もし今あなたが現職で「辞めたい」と悩んでいるなら、無理をして精神を病んでしまう前に、今回紹介した体験談を参考に、次の行動を考えてみてください。自分の心と体を守れるのは自分だけです。

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