アルバイトやパートと言えば「コンビニ」、そしてその次に来るのが「スーパー」なのではないかというぐらいメジャーなバイトのひとつです。
スーパーのバイトって、なんとなく「レジでピッピしてるだけでしょ?」と思われがちですが、自分も含め実際に働いたことのある人の口コミを見てみると、意外と奥が深い仕事です。

自分はスーパーはレジも品出しも経験あります。初めてのバイトもスーパーでしたし、その後も大型店2店を経験しました。
いまはセルフレジがスタンダードになりつつあるため、レジでピッピが無くなってきていますので、そういう意味ではコンビニの店員さんの方がピッピしているかもしれませんね。
でもその代わり…
品出しで重い商品を運んだり、フロアでのお客様対応に追われたり、閉店後の片付けが長引いたり…。一方で、常連さんとのやりとりやチームで動くやりがいを感じる声もあります。
SNSの口コミでは、スーパーのバイトは「きつい」「辞めたい」「2度とやりたくない」といったネガティブな評判を目にしますが、果たして本当のところはどうなのでしょうか?
確かに、店舗がそこらじゅうにあるとは言え、年中バイトやパートを募集していますし、「実は離職率も高いのでは?」という印象が強いです。
この記事では、実際にスーパーで働いた方の体験談をもとに、良い面・大変な面の両方を正直にまとめました。これからスーパーの仕事を考えている方にとってのリアルな参考情報になれば幸いです。
※本記事は、実際によく見られる口コミをもとに構成・編集したものです。内容や感じ方には個人差がありますので参考程度にご覧下さい。
スーパーのバイト体験談&口コミ評判
男性/21歳/大学生(レジ担当)
始めたきっかけ

大学近くのスーパーが募集していて、通学の途中で通えることと、シフトの融通がきくと聞いて応募しました。
メリット(魅力的な部分、やりがい)
レジを打つスピードが上がるのが実感できて楽しいです。常連のお客さんが名前を覚えてくれたり、「頑張ってるね」と声をかけてもらうとやる気が出ます。
デメリット(きつい、辞めたいと思ったことなど)
夕方の混雑時は本当に大変です。レジが長蛇の列になり、クレーム対応もしながら笑顔を保つのはきついと感じることがあります。
自分がレジを打ったあと、間違いがないかレシートと商品を1つ1つ確認しているオバサンがいて精神的につらかったです。
あと、たまにですがレジ誤差が発生してしまい、終わらない精算作業で残業続き。「もう続けられないかも」と感じた。
自分が悪いんですが、ミスが続いて社員に強めに注意された時は、「もう辞めよう…」って思いました。
人間関係や職場の雰囲気
このお店は学生バイトが多く、店長も優しいので雰囲気は悪くありません。忙しい時間帯以外は冗談を言い合えるくらいの距離感です。
女性/30歳/主婦(品出し担当)
始めたきっかけ

子どもが幼稚園に行っている間に働けるパートを探していたところ、午前中の募集をしていたスーパーが見つかりました。
メリット(魅力的な部分、やりがい)
家計の足しになるだけでなく、近所の方と顔なじみになれるのが嬉しいです。接客で「ありがとう」と言われると頑張ってよかったなと感じます。
デメリット(きつい、辞めたいと思ったことなど)
重い荷物を運ぶときや、品出し中に手が荒れるのが辛いです。年末年始や特売日の忙しさは想像以上で、「スーパーのバイトってこんなに大変なんだ」と実感しました。
重い飲料ケースを毎日運んで腰を痛めたとき、「体がもたないかも」と不安になりました。
ベテランパートの作業ペースが早すぎて、追いつけずに焦る日が続いた。家に帰って泣いた夜もあった。
人間関係や職場の雰囲気
パート同士の距離が近く、助け合う文化があるのが救いです。ただ、お局様の指導が厳しくて最初は気疲れしました。
男性/19歳/専門学生(品出し担当)
始めたきっかけ

学校の友人が先に働いていて、「シフト自由で入りやすいよ」と誘われて応募しました。
メリット(魅力的な部分、やりがい)
商品の並べ方や品出しなど、意外と頭を使う仕事が多くて飽きません。裏方の流れを知れるのも面白いです。
デメリット(きつい、辞めたいと思ったことなど)
冷凍食品や冷蔵コーナーの品出しは寒くてきついです。あと、閉店後の片付けが長引くと終電ギリギリになることもあります。
シフト変更を頼まれて断れず、試験勉強ができずにストレスになったこともあります。
人間関係や職場の雰囲気
当時はたまたま若いスタッフが多く、みんな仲が良かったです。社員さんがフレンドリーで働きやすい雰囲気でした。
女性/30歳/フリーター(ネットスーパー担当)
始めたきっかけ

日中に短時間でも働ける職場を探していたところ、ネットスーパーの求人を見つけました。
メリット(魅力的な部分、やりがい)
ネットスーパーのピッキングと裏方での梱包作業がメインなので、接客がほとんどありません。売り場に出た時にお客さんから商品の場所を聞かれるぐらいはたまにあります。
常に動き回るので時間が過ぎるのが早く、いい運動にもなります。半年で5キロ痩せました。
デメリット(きつい、辞めたいと思ったことなど)
慣れるまでは商品の場所が分からず時間がかかってしまい、注文分が捌けずに社員さんやパートさんに迷惑をかけてしまいました。
ネットスーパーは商品が欠品の時にお客様に電話をし、キャンセルもしくは類似品で対応となるのですが、その際にお客様から怒鳴られて理不尽さに心が折れました。(これは本当にイレギュラーな出来事で、基本的にはありません)
人間関係や職場の雰囲気
裏方の仕事がメインなので気が楽でした。口調がちょっときつい方はいました。
結局、スーパーのバイトはどんな人におすすめ?
向いている人
スーパーはお客さんはもとより従業員も多いので、人と話すのが好きな人、チームで動くのが得意な人、細かい作業や繰り返しの単純作業、立ち仕事に抵抗がない人に向いています。
毎日店内を動き回るので体力はある程度必要ですが、その分「やり切った感」を感じやすい仕事です。
向いていない人
体力に自信がない人や、チームプレーが苦手な人には少しきついかもしれません。
また、接客にストレスを感じやすいタイプの人は、バックヤード業務(品出しやネットスーパーのピッキング)を選んだ方が賢明です。
そして鮮魚や精肉部門は「においが無理」なんてこともあります。
スーパーのバイトの概要
主な業務内容
レジ業務、品出し、惣菜コーナーの調理補助、ネットスーパーのピッキング(注文商品の梱包)、清掃など、多岐にわたります。
また部門別に、グロサリー(加工品、日用品)、生鮮食品(青果、精肉、鮮魚)、惣菜など、職種によって仕事内容は異なりますが、どの部署もチームワークが重要です。
時給の目安
地域や時間帯によりますが、一般的には900円~1,200円程度。早朝や深夜シフトは時給が25%UPするのが一般的です。大型スーパーや都市部の夜勤では1,500円以上になることもあります。
勤務時間やシフト
24時間スーパーもあったり従業員も多いので、勤務時間やシフトはコンビニ以上に融通が効きます。1日4時間~8時間勤務が一般的で、学生や主婦など、自分の生活に合わせて働きやすい時間帯を選べる点が魅力です。
従業員の年代、男女比
10代の学生から60代のシニアまで幅広く働いています。部署によって異なりますが、全体では女性がやや多め。惣菜コーナーやレジは女性、品出しや荷受けは男性が多い傾向です。
スーパーのバイトまとめ
スーパーのバイトは「きつい」「辞めたい」といった口コミが目立つ一方で、地域密着で温かい雰囲気の職場、そしてシフトが柔軟に働けるといった魅力があります。
慣れさえすれば決して難しくない仕事が多いので、長く続けやすいです。

自分もそうだったように、初めてのバイトにもおすすめ!
バイト初心者はもとより、高校生やシニアも十分活躍できる職場だと思います。
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