サイゼリヤに限らずですが、ファミレスのバイトはSNS上で「きつい」「辞めたい」といった口コミが少なからず出てきます。実際の現場はどうなのか気になってこのページに来た人もいるんじゃないでしょうか。求人への応募を考えていたらなおさらですよね。
ホールは忙しそうだし、キッチンも大変そう。ピークの時間帯はひたすら走り回っているイメージもあるし、客層もちょっと気になるし、続けられるか不安…という声もよく見かけます。
この記事では、サイゼリヤでバイトしたことのある経験者のリアルな口コミを7名分、そして辞めた人の体験談も5名紹介します。人によって感じ方は違うので、良い部分も悪い部分もそのまま載せています。
※本記事はSNSや掲示板でよく見られる口コミをもとに構成・編集したものです。感じ方や状況には個人差があり、店舗や時期によっても異なります。
サイゼリヤのバイトを経験した人のリアルな口コミ
女性／21歳／大学生
サイゼリヤはシフトが曜日・時間固定なので、慣れると予定が立てやすく、大学の授業と両立しやすいのがメリットでした。ピーク時は片手で重い皿を複数枚運ぶのがきつく、体力勝負です。
全体的に料金が安いので客層が少し荒っぽいのもありますが、スタッフ同士は学生が多くて仲が良いので、和気あいあいと楽しく働けています。メニューは多いですが、マニュアルがしっかりしているので覚えれば大丈夫です。」
男性／20歳／大学生
最初に入ったときは「え、こんなに動くの？」ってマジで焦った。ホール担当だったけど、ピークは料理を運びながら注文取りながら皿下げながら…頭の中が軽くパンクする感じ。でも慣れてくると、逆にテンポよく動けるようになって楽しくなったのもある。
やりがいを感じたのは、常連さんに名前覚えられて「今日もありがとうね」って声かけられたとき。あれはちょっと嬉しかった。
他のスタッフが病欠してワンオペだった時は本気でしんどかった。深夜帯とか人が少ないと「これ俺ひとりで回すの？」みたいな感じになって、辞めたいなーって思った瞬間は普通にあった。
女性／23歳／フリーター
キッチンは調理といっても、食材がほぼ完成状態で来るので、マニュアル通りにオーブンやレンジを使う作業が中心でした。料理経験がなくても簡単で安心です。
ただ、夏場はオーブンの近くがものすごく暑く、汗だくになります。ホールに比べてお客様と直接話す機会は少ないですが、テキパキと作業をこなすのが好きな人には向いています。まかないがあるのは食費が浮いて助かりました。
女性／21歳／専門学生
キッチンで働いてたんだけど、仕込みの量がえぐい日があって、テンション下がることもしばしば。でも料理が思ったより簡単で、レシピ通りにやれば味が安定するのはすごいと思った。
しんどかったのは、ピークでひたすらフライパン振るとき。汗だくになるし、時間との勝負すぎて腕がぷるぷる。
店長がちょっと気分屋で、機嫌がいい日と悪い日の差が激しい。こっちまでメンタル引っ張られた。でも同じシフトのスタッフがめっちゃ優しくて、それが続けられた理由。
男性／19歳／大学生
ホールやってたけど、正直「覚えること多すぎ！」って最初の一週間は叫びたい気分だった。メニュー覚えるのも地味に大変。でも、1か月経つ頃には勝手に身体が動くようになってた。
きつかったのは、土日のランチ。めちゃくちゃ混むし、子連れの家族が多くてテーブルの片付けが追いつかない。
一回クレーム対応でめちゃくちゃ怒られたときは辞めようかと思った。「なんで俺？」って気持ちが抜けなくて、帰りの電車でちょっと泣きそうだった。
女性／24歳／フリーター
厨房とホールの連携ミスが続いたとき、「また私のせい？」みたいに思っちゃって落ち込んだ。でも社員さんが間に入ってフォローしてくれて、なんとか持ち直した。
男性／22歳／大学生
深夜帯メインだったけど、意外と客層が落ち着いてて働きやすかった。でもスタッフが少ない時はマジでしんどい。やりがいは、仕込みがきれいに終わって、開店準備がスムーズにいった瞬間。自分の段取り力が上がってるの分かると嬉しい。
ドリンクバーの補充地獄はきつい。ほんと終わりが見えなくなる。
女性／18歳／高校生
学校終わりのバイトだったから眠すぎてミスりそうになるときが多かった。ホールは覚えることも多いし、テーブル番号が永遠に覚えられなかった。
忙しさとかはまだ耐えられるけど、クレームが怖すぎて。でも、先輩が「気にしなくていいよ」ってさっとフォローしてくれるから、泣きそうになった時もあったけどなんとか続いた。
女性／32歳／主婦
昼間の時間帯メインで入ってたけど、ランチは地獄みたいに忙しいときがある。料理の提供スピードが売りだから、ホールも厨房もとにかく動く。
でも、常連さんが多い店舗だったからアットホームな雰囲気で働きやすかった部分もある。シフトの希望がなかなか通らなくなった時は、一時期辞めることも考えた。
女性／28歳／主婦
パートとして働いていますが、高校生から年配の方まで幅広い世代が働いていて、チームワークを大切にする雰囲気です。
忙しい時は本当に慌ただしく、同時に複数のタスクをこなすマルチタスク能力が求められます。
新人への指導は店舗によって差があるようですが、私の店舗は優しい人が多く、わからないことはすぐに聞ける環境でした。身だしなみの規定はかなり厳しいので、派手な髪色やネイルはNGです。
サイゼリヤのバイトが「きつい」「もう辞めたい」と口コミされる理由
ピーク時の忙しさが尋常じゃない
サイゼリヤは回転率が高く、ピーク時間になると一気に客が押し寄せます。ホールは走り続け、キッチンは注文が止まらず、とにかくスピードが求められます。この「慣れるまでの大変さ」がきついと感じる理由のひとつです。
覚えることが意外に多い
料理名、ドリンクの種類、テーブル番号、メニューのおすすめトークなど、最初の1か月は覚えることが多めです。特にホールは新人が一番つまずきやすい部分でもあります。
人手不足で負担が偏る日がある
学生や主婦が多い職場なので、急な欠勤やシフト変更が起きると職場の人数が足りず負担が一気に増える日があります。これが「きつい」「辞めたい」につながるケースが多いです。
客質、クレーム対応の精神的ダメージ
飲食店なのでどうしてもクレームが発生します。客層が高校生や大学生の若者が多く、騒音トラブルに発展しやすい。スタッフが注意すると理不尽な怒られ方をして心が折れた…という声も多く、慣れるまでは精神的にきついと感じる人もいます。
実際に辞めた人の体験談
「サイゼリヤのバイトはどんな理由で辞める人が多いの？」 これから応募を考えている人や、現在辞めようか悩んでいる人にとって、実際に働いていた人の退職理由は気になるポイントです。
ここでは、ホール、キッチン、それぞれのポジションでサイゼリヤを辞めた3名のリアルな体験談をご紹介します。
客層による理不尽なクレーム
サイゼリヤのホールは体力勝負です。とにかく安くて人気なので、ランチやディナーのピーク時は戦場。ハンディで注文を取って、重いドリアや鉄板を何度も往復して運ぶので、毎回汗だくでした。
辞めようと思った一番のきっかけは、客層です。低価格帯のお店なので、どうしてもマナーの悪いお客様や、些細なことで長時間クレームを言うお客様に当たることがあります。
忙しさでヘトヘトな時に理不尽に怒鳴られ、精神的にすり減ってしまいました。時給と労力が釣り合わないと感じ、もっと落ち着いたカフェのバイトに転職しました。
シフトが安定しなかった
学生のバイトが多い店舗で、とにかく急な欠勤が多い。毎回「今日はフルで動かないと無理だな…」って覚悟する感じで、気が休まらなかった。週ごとに生活リズムが変わるのがきつくて、続けられないと思って辞めた。
厨房の空調が効かず、夏場が地獄のように暑かった
キッチンは接客がないので気楽だと思って始めましたが、環境の過酷さに耐えられず辞めました。特に夏場のドリア場（オーブン周り）はサウナ状態で、水分補給をしないと倒れそうになります。
また、仕事内容が『調理』というよりは『作業』に近いです。マニュアル通りに冷凍食材を温めたり盛り付けるだけなので、料理のスキルアップを求めていた自分には物足りなく感じてしまいました。
『毎日同じ作業の繰り返し』と『暑さ』でモチベーションが保てなくなり、半年で退職しました。
店長と合わなかった
店長がかなり厳しいタイプで、失敗すると容赦なく怒られる。もちろん仕事だから仕方ないけど、毎回プレッシャーで胃が痛かった。
他のスタッフは優しいのに、自分だけ店長と相性が悪かったみたいで、精神的にしんどくて辞めた。
クレーム対応が無理だった
一度大きめのクレームに巻き込まれて、お客さんにずっと怒鳴られた。それ以来、店に行くのが怖くなってしまって、働くたびにビクビクするようになった。スタッフはフォローしてくれたけど、自分のメンタルがもたなくて辞める決断をした。
深夜帯ワンオペが続いた
深夜帯は基本少人数なんだけど、ある期間だけほぼワンオペみたいな日が続いた。料理作って、片付けして、ドリンク補充して、レジ打って…全部ひとりでやるのが本当にきつかった。「これ事故起きたらどうするの？」って不安もあって辞めた。
慢性的な人手不足の辛さ、急な欠勤への風当たり
店舗にもよると思いますが、私の働いていた店は常に人手不足でした。平日のアイドルタイム（暇な時間帯）は、広いホールを一人で回す『ワンオペ』状態になることが多く、プレッシャーが凄かったです。
子供が急に熱を出して休みたい時に、店長から『代わりを探して』と言われる雰囲気が辛かったです。シフトの融通が思ったより利かず、家庭との両立が難しくなったため辞める決断をしました。もっと人員に余裕のある職場を選べばよかったと後悔しています。
【参考】バイトの辞め方
退職日と伝え方を決める
辞めたい日が決まったら、できれば1か月前、最低でも2週間前には伝えるのが基本です。伝え方は口頭・電話・LINEなど店舗に合わせればOK。退職理由は、「学業との両立が難しくなった」「シフトに入れる日が減った」「家庭の事情」など、無難で角が立たないもので十分です。
実際の会話例
すみません、少しお時間いいですか。今後の学校の時間が増えてしまい、これまで通りのシフトで働くのが難しくなりました。来月いっぱいで退職したいと思います。
バックレはNG
バックレは迷惑が大きく、給与支払いが遅れたり、トラブルの原因になります。辞めたいときほど、冷静に伝えるほうが安全です。
すぐにでも辞めたいなら退職代行サービスが便利
どうしても明日から行けないほど限界なら、退職代行サービスがあります。即日対応してくれるところも多く、代わりに連絡してくれるため職場と直接やり取りしなくて済みます。
費用は1～3万円ほどが一般的で、流れとしては「相談 → 申し込み → 代行が連絡 → 即日退職OK」が多いです。
まとめ
サイゼリヤのバイトは、ピーク時の忙しさや覚えることの多さ、人数ギリギリのシフト、時に客質など、きついと感じる場面が確かにあります。ただ、慣れてくると動き方が身について働きやすくなる人も多いです。
辞めたいと思う瞬間は誰にでもありますが、正しい辞め方を知っておくとスムーズに退職できます。逃げ道があると思えるだけで気持ちが軽くなり、結果長く続けられることもあります。
求人への応募を考えている人は、今回紹介したリアルな口コミを参考にしつつ、自分に合う働き方かどうか判断してみてください。気になる店舗があるなら、事前に混雑具合や雰囲気を見ておくのもおすすめです。
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